33日目

必ず生じる温度差

能動的に企画推進する立場の事務局と受け身でお手伝い感覚が抜けない現場の温度差は、どんな会社でも必ず生じる問題です。
業務のデジタル化は、現場の業務をより効率的、効果的に進められるようにするために取り組むものですが、当の現場の温度はなかなか上がりません。これは「今のままでも何とか現場は回っているから変えなくても大丈夫」という安心感や「新しいことに取り組むのが面倒だ」という忌避感、「そんなことに時間を使って、たいして生産性が上がらなかったら文句を言われるのは私（＝現場の責任者）だ」という責任回避の気持ちなどが複雑に絡み合って生じています。
一度や二度の説明で解消できるような問題ではありません。事務局は、取り組みの意義やシステム導入による効果を、粘り強く説き続けなければなりません。

今日のDX推進格言

「親の心、子知らず。
事務局の心、現場知らず」
がデフォルト